もっさんみいこのひとりごと

関心のあること→アート、イラスト、絵本、芸術、園芸、植物、自然、などなど。日々感じたことを書きとめておきたい。

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「現代」の10秒と「能」の10秒

能・狂言

友達に連れられ、能・狂言を初めて見てきました。
渋い!確かに年配のお客さんが多かったけど、いやいやなかなか楽しめました。

能→狂言→能→音楽→能からなる舞台で、
始まる前に友達からストーリーのあらすじをザクっと教えてもらってみたんだけど、
初めてだから、なかなかストーリーすべてを追うのは難しかったです。
なので途中ストーリーを追うのをやめ、力を抜いて音楽やら着物、踊り・所作?を楽しむ事にしました。

8人からなるコーラスと、演者の歌、太鼓、笛からなる強弱はあるけれど、終始流れはゆっくりで。
かなりのα波です。つまらないから眠いというわけではなく、とてもゆったりととても心地がよい。
けどそのゆったりを楽しめるようになるまでは少し時間がかかり、いかに自分の中に流れる時間のスピードが速いかということに気づかされました。
なんというか、

例えば「候:そうろう」
話し言葉にすれば、1秒かかるかどうかの言葉を
能では「そ~~、う~~~、ろ~~~、う~~~」と10秒近くかかるわけです。
10秒あれば、ツイッターなら十数件の情報を流し読みできる時間でしょ。
だから、自分の中でついついそれだけの情報量を求めてしまっている。
もっと情報量がないのか!?その結論は?オチは?と心のどこかで急いで探しているわけです。
なんか、とてもガッついているというか、焦っているというか。
舞台にいる十数人からなる4文字の10秒は、変化は少ないけれど、1秒1秒もしくはもっと短い時間ごとのこだわりからなっているわけで。
それを受け止める余裕が自分に足りないこと。
なんだか、自分がいかに荒い、大雑把な生き方をしているんだなぁなんて思ってしまうのでした。
まだ若いし、こういう社会で生きていくにはしかたないんだけど、少し反省です。


2話目は、そのゆっくり流れを楽しむということに専念。だいぶ慣れてきました。

3話目は、鬼が出てくるわかりやすい内容で、音楽(?)も少しメリハリの利いたものだったのもあり、かなり楽しめました。


JAZZやボサノバ、沖縄民謡にも言えるのですが、こういった古典的なものの導入は
やはり派手なわかりやすい演目がいいですね。
速いスピードに慣れている私たちは、
見慣れて、聞き慣れて、初めてゆったりとした流れのものの良さがわかってくるんでしょうね。
いつかゆっくりの時間をちゃんと楽しめる大人になってみたいもんですね。
そうなれたら、なかなかの通です。

いつかまた見に行きたいなぁ~。



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